恵比寿から3分の税理士・会計事務所、
フューチャリング恵比寿です。

本日は、育児休業給付金の引き上げについてお話したいと思います。


厚生労働省は育児休業の取得を促すため、雇用保険制度の所得を補う
育児休業給付の拡大を決めました。

今までは原則、子が1歳になるまでを給与の50%補償をしていましたが、
平成26年度から育休の当初半年間に限り、3分の2(67%)に引き上げます。


昨年の秋に給付増額の方針が決まったのですが、
その時は次のように発表されています。



<労働政策審議会報告の概要>


育児休業給付は、育児休業を取得しやすくし、職業生活を円滑の継続促進するために

雇用保険の失業給付の1つとして設けられている。

(中略)

育児休業給付金受給者が増加していることから、育児休業の取得促進に寄与はしていると考えられるが、
一方で収入が減るという経済的理由から育児休業を取得しなかった男女とも一定程度は存在する。

特に、男性の育児休業取得率は平成24年度において、2%弱と伸び悩んでいる状況にあるが、
男性の育児休業を促進することは男性のワークライフバランスの実現だけでなく、
女性の育児負担を軽減し、女性が職場で継続して働き就業率向上にも資する。

夫の育児・家事時間が長いほど、第2子以降の出生割合が高くなる傾向にあることから、
育児休業促進による男性の育児参加の拡大は、少子化対策にも資するものになる。


以上のような背景から、今回の給付率の引き上げとなったのです。



給付率は引き上げられますが、その率は出産手当金の水準を踏まえ、
育児休業開始時から6か月間について67%の給付率とすることになっています。

この率は育児休業給付が非課税であること、休業期間中は社会保険料免除措置があり、
休業前の税・社会保険料控除後の賃金と比較して、実質的な給付はさらに高くなるという計算です。


出産・育児に関する支援措置は労働基準法、育児・介護休業法、雇用保険法、厚生年金保険法、
健康保険法等多岐に絡んでくるので、複雑で全体を把握するのは面倒です。

受給率引き上げが必ずしも取得率向上となるかはわかりませんが、受給者のメリットは増えます。

しかし、企業側では取得者が増えると事務面の煩雑や人のやりくりも大変になるという面もあり、
現実的な問題も増えそうです。


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